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鳥の目と虫の目

  • 執筆者の写真: 株式会社エトレクルールデザインオフィス
    株式会社エトレクルールデザインオフィス
  • 4月10日
  • 読了時間: 3分

鳥の目と虫の目が今日のsmalltalkです。


小規模ビジネス、中小企業は大手と競合することはあまりない、しないのかも知れません。

弊社は競合しませんしなり得ません。同じ土俵では戦えないし、対象となるお客様像も違います。


同じリノベーションでも満足ポイントを独自の視点で提供していますが、弊社が考える満足ポイントこそ、引き渡し後の実感や結果に繋がると考えているからです。


満足して頂けるために潜在的な満足ポイントを引き出すこと。

満足ポイントのセッティングで顧客の目線が変わり選択が変わる。

優先順位が変わり、必要だと思っていたことがしなくていいことに変わっていく。

リノベーションだからこそ必要な視点だと思います。




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リノベーションを希望するお客様はまず建ててくれる所、工事してくれる所へ足を運ぶか、前衛的なデザインや個性を求めれば設計事務所を訪ねるでしょう。

弊社はリソースを整えてはいてもデザイン事務所。世間では何番目も後に知って頂くか、相手にもされない立ち位置です。

弊社に何かのご縁で繋がった時くらいでしか知って頂けないようなとてもニッチな立ち位置ですが、お客様の本音やお困りごとは実によく聞かされるものです。

ただの日常会話でうっかりお話されるさまざまな事情は、きっとご契約前に解消できていたのだろうと頷きながらお聞きしていますが、特に住みながらのリノベーションやリフォームでは踏み切るのに容易ではないこともあり、なおさらのことでしょう。


家であれば3回建てて納得できる家ができると言われますが、前提や背景が異なれば求める事も変わりますので、そのプロジェクトごとに目的に向かった関わり合いをする事が大切だと考えます。




鳥の目と虫の目




虫の目だけでは近視眼的で作業的になりがちです。

恐らく私が聞いた様々なお困りごとはその結果なのでしょう。

引き渡した後からが本当のお付き合いというのは、アフターやOB客のフォローアップだけでなく、引渡してからのいい変化や期待していた実感を得て頂くこと、そのことを計画中に認識し期待していたことが現実になっていく様がある状態だと思います。

なのでご物件とお客様を繋ぐためには鳥の目と虫の目の往復が必要です。

鳥の目で見たら虫の目で見て、また鳥の目で見る事を繰り返しながらディテールに落とし込む仕事は、不効率なようで小回りと機動力、機転があればできないことはありません。

それを前提にした提案になるし、聞き取る視点も変わってきます。

お客様は判断のポイントが変わり、満足するポイントが変わります。

これが弊社の強みの一つかなと今のところ思っています。

並列的で垂直的な対話の中で生まれる事なので、とても属人的で偶然の産物のようにみえますが、お客様の理解者となれる仕組みを敷いているつもりです。


なかなか伝わりにくいのですが、リノベだから尚更その必要性を感じています。



読んで頂きありがとうございました。

smalltalkとは雑談です。

言いたい事、感じた事を綴っていく短い所感です。


株式会社エトレクルールデザインオフィス



空間・色・人・住まい・事業

全て誰かにとってのインフラ

大切に考えていきましょう





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