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推進されるテレワーク。女性の為のワーキング環境②生産性を上げるデスクと椅子の選び方

20.11.10BLOG

前回は子供と共用のスペースでお母さんのワークスペースを確保する手っ取り早い例をお話しました。
今回は自宅ワーキングで生産性を上げる為にあるといいデスクと椅子です。
在宅ワークとはいえ勤務時間はお仕事中。
プライベートな空間で社会的な役割を果たす為に
効率的なデスクとチェアをご紹介します。

省スペース、生産性を高めて効率的なスタンディングデスク

資料の併用がないパソコンや端末だけで業務をするシーン。
メールチェックや端末上でのやり取りだけなら
少ないスペースでも十分。
寧ろ、じっくり腰を据えてというより効率よくショートタイムで
集中できればいいと思いませんか?
コワーキングスペースにある高めのテーブルにカウンターチェアのような
作業効率を自宅の一角で使えるデスク、スタンディングデスクがおすすめです。

スタンディングデスクは高さが高く、奥行きが40から45㎝程度のコンパクトなデスク。高さの調整機能や折り畳み可能なものまで身長やスペースの都合に合わせて使う事もでき、とても使いやすいSOHOファニチャーです。

株式会社オリバーデジタルカタログより引用


スタンディングデスクを使うと一番いい!と実感するのは
集中できて短時間で作業を進める事ができる事

実際スタンディングミーティングの場合、テーブルを囲んで座るミーティングよりも脳が活発な状態となり、ディスカッションも闊達になって集中的に短時間で終わるという例もあるくらいです。
なので、以外と細々した処理事で時間が費やされてしまうのも
立った状態でのお仕事には問題の解決になりますね。

スタンディングテーブルの高さは大体1m程度、
天板の大きさもノートPCとマウスパッド、コーヒーが置ける広さ。

インテリアコーディネーターとしてオススメしたい
スタンディングデスクの配置は、「窓辺」です。

その時の窓回りがカーテンでなくてウッドブラインドにすると
開いた羽から緩やかに戸外の開放感も感じとても心地よい。
コンパクトなので腰高窓に置いても、腰壁という窓下までの壁の高さが1m10㎝とすると窓にかからない高さで使えます。
(窓回りについては後の記事でお話します)

通常のデスクと椅子をセットで使うと、スペース的に導線や椅子の引き代を含めると最低でも1.5m四方は必要です。
スタンディングテーブルは場所も比較的選ばず、
特に窓辺に向かっての作業環境はとても気持ちがいいものです。
高さの目安は立って肘が90度より開いているほうが疲れにくく
作業がしやすいでしょう。
昇降可能なデスクだと調整しやすいので合ったデスクを選んでみて下さい。

睡魔との闘い

スタンディングワークには眠気が起こりにくいともいわれています。
公私混同の場では、いつでもベッドでカーテンを閉めて寝てしまえたり、
ソファでいつの間にか寝落ちしそうになったり、睡魔の誘惑がありますよね。
お昼寝は仕事の生産性向上で推進される企業も増えていますが
ちょっと体を休める前にスタンディングデスクで一仕事済ませてしまうには
うまくアシストしてくれるデスクです。

場所によって姿勢も変わる、デスクも変わる

株式会社オリバーデジタルカタログより引用

ここまでは立った状態でのデスクの紹介でした。
では、リビングのソファでのPC作業はどうでしょう?

リビングではソファとセンターテーブル(カフェテーブル)があり
ソファに座ってテーブルに置いたパソコン作業は
姿勢も悪くなって腰が痛くなったり、疲れ安くなったりします。
とうとう膝の上での作業や、ソファを背もたれにした床座状態に。
姿勢の悪さは体調と生産性の面でデメリットとなります。

ソファに適した高さにもちょうどいいテーブル。
高さはダイニングテーブル(高さ70㎝程度)よりやや低めの
高さ65㎝程度となります。
ソファはダイニングテーブルやオフィスチェア程座面が固くなく
沈みが生じます。
くつろぐ姿勢になりがちなシーンでは
少々深く腰掛けてもPCが見やすい傾斜のあるテーブルを。

株式会社オリバーデジタルカタログより引用


スタンディングワークに適した椅子


立ったままの姿勢が続くと脚が痛くなったり、
特に女性はむくみが生じやすくなります。
スタンディングワークでも椅子を使いたい時
どんな椅子があるのでしょうか。

回転の速い飲食店を思い出して下さい。
カウンターだと椅子の高さも必然と高くなりますが
早めに席を空けて回転効率を考えたお店は
テーブル席でも椅子の高さはやや高めで、
座面もクッション性が抑え目だと気が付きませんか?
飲食店の場合、腰が持ち上がりやすい状態で
席に座る時間を短くする効果もありますが
ワーキングシーンでは能動的な状態をキープしやすくなります。
また、脚が床についている事も姿勢の保持と腰の疲れには以外と大切です。
更に、椅子とデスクの高さの関係は
使いやすさの点で見逃せない重要なポイント。
天板と椅子の間が狭かったり、逆に空き過ぎてしまうと背中や肩、ひじに負担が生じたり、前かがみの姿勢になったりします。

株式会社オリバーデジタルカタログより引用

テーブル天板と座面寸法の空きはおおよそ22㎝から28㎝(空いても30㎝)程度がデスクと椅子の使いやすい寸法です。
購入の際はデザインや使い勝手に加えて、天板と座面の空きを必ずチェックしましょう。

バイク付きテーブル?

生活習慣病予防の為にも同じ姿勢で1時間経ったら
動いたり姿勢を変える事も必要なのは周知の通りです。
気分転換にしっかり身体を動かしたい人向けに
スタンディングテーブルに椅子がついていて
その場で運動できるオフィスファニチャを一つ紹介します。

遠藤照明さんの家具事業アビタジオーネで提供されている
バイク付きファニチャ。
天板やバイクシートの高さ調整はもちろん、
脚漕ぎの重さが変えられてちょっと本格的。
ジムほどではないけど、合間にスッキリしたい人にはオススメです。

株式会社遠藤照明アビタジオーネデジタルカタログより引用


在宅ワークの生産性に役立つデスクの使い方をご紹介しました。

  • スタンディングワークは集中できて生産性があがりやすい
  • スタンディングテーブルは省スペースで場所を比較的選ばない。
    腰窓に置いたら窓越しに屋外を眺めるワークスペースが手軽に叶います。
  • ソファでのワークには沈みと姿勢に適した天板傾斜角や高さ調整可能なテーブルを
  • スタンディングワークの椅子の高さはやや高め。脚が床につき、座面も少し固めがいい
  • 椅子とテーブルの関係は天板と座面の空き寸法が大事

もう一つ加えると、家具は実物をお店やショウルームに見に行って
確かめるのがベスト。地方ではセレクトショップも多く
お目当ての家具が無ければカタログで仕様を確認するケースが多い様です。
筆者のいる熊本でも家具店はありますが、
メーカーのショウルームは他県になるので
カタログで紹介したら可能な限りショウルームへお連れするよう
心がけています。

SOHOファニチャもデザインや素材が様々でカッコいいものが沢山です。
機能も多様で使いやすさを考慮したアイテムも豊富に提案されています。
生産性が高く、オシャレなSOHOで快適なオフィスライフをお過ごしください。

次回は
ミラーの活用についてです。

エトレクルールデザインオフィスではインテリアコーディネーターが随時無料相談を行っています。漠然とした内容も何をきいたらわからないという方も
お気軽にお問合せ下さい。

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