エトレクルールデザインオフィス

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推進されるテレワーク。女性の為のワーキング環境①子供と一緒のエリアは雰囲気の差で

20.11.10BLOG

突然降りかかってきた在宅でのお仕事。「テレワーク」「在宅ワーク」など出社せず自宅や会社以外の場所にいながらの働き方は、アフターコロナでは加速し現実的となってくる動きになっています。
しばらくの「在宅ワーク」を経て、メリット・デメリット、向き・不向きなど
実感した人も多いでしょう。
業種・職種、パーソナリティによって在宅ワークの在り方は違いますが
多少の公私混同状態は同じではないでしょうか。

そこで、様々な在宅シーンを捉えて、素敵なワーキングウーマンを続けるためのホームワーキング環境作りの準備をしてみましょう。

機能的で生産性を高めてインテリア的にも心地よい本格的なSOHOを目指すためにも、あなたの在宅事情をチェックしてみて下さい

子育て世代の悩み。子供に負担をかけず気持ちよく仕事に取り組むためのワークエリアでは認識させてみる。

間取りや広さに物理的な制約がある中で、仕事場としてとりあえず確保したダイニングやリビングのセンターテーブルでのお仕事。寝室にPCごと籠った人もいるでしょう。
PCだけなら状況に合わせて移動もできますが、
資料を広げたり、一定のスペースが必要な場合は
テーブルや椅子のある場所を確保しなくてはなりません。
子育て世代には仕事中の空気を読んでくれないちびっこたちに注意を払いながら、集中できない状況に陥りやすいシーンもたくさんあります。
でも子供たちにとってはお母さんがいる場所は安全地帯。
日頃見なかったお母さんのお仕事中の姿は興味の対象であり、
自分以外を優先している状態には割り込んでみたくもなるでしょう。
子供への制止や注意を少なくし、朝夕のログデータ取得までの一定時間だけでも仕事に集中できる状態が作れたら、仕事や子育てが充実感で満たされますよね。

実は筆者も現在のワークスタイルの前は自宅が仕事場でした。
自宅兼仕事場ですと、仕事の合間に家事ができたり、子供の様子を伺いながらだったり、経費も削減できメリットがありました。
一方で、当時子供が小さかった頃や、在宅仕事になじみのないリタイヤ親世代と同居生活との狭間で、しっかり区別されたワークスペースを確保できたわけではなく、仕事に集中できなかったり気を使ったりと、適した仕事環境を構築できなかった時期がありました。
例えば、仕事に意識が向いていると子供がオフィスツールを触りだたり、
パソコンに興味を示して触ろうとしたり、子供が幼いころは資料や取り掛かっている成果物に問題を来さないよう、ストレスの連続だったのを覚えています。

学校や幼稚園に子供達がいる時間帯だとそれまでにお仕事に専念できますが、夏休みなどの長い休みになると子供達が在宅する時間も長くなり、加えて昼ごはんの支度やコミュニケーションの増加で日々の仕事も家族のペース。プライベートの合間に仕事をするという時間活用の逆転が起こり、デスク周りでは制止と注意の連続・中断・再開の連続でした。

ここを読んで下さっている皆さんは、当時の筆者よりもっと賢くお母さんをされていると思いますが、子供はコントロールしようと思っても大人の都合通りにいてくれません。

仕事場として共有スペースを利用する側ができる工夫。

「部屋」として確保できない限り、スペースの共用になります。

パソコン一つだけで完結できるのなら移動と作業に適した姿勢が保てればいいのかも知れません。パソコンの他にもペーパー資料や閲覧の為の端末などの併用だったり、周辺にその他のツールがあるならなるべく移動せず一定のスペースを定位置として確保することになります。

筆者が当時とりあえず取った方法を一つ挙げるなら

子供と一緒のエリアは雰囲気の差で確保できる

少しのテーブル移動と腰高の棚の使い方を変えて、子供の関心と心理的なエリア認識を利用する方法です。

子供の関心を一定の時間、子供がする事に集中してくれる場所をワークスペースのすぐ横に作りました。テーブルの移動は棚を間に置くスペースを空ける為。

子供が構ってちゃんならすぐ近くにいたらいいし、だからと言って邪魔はして欲しくない。「こっちに来ないでね」と言わない代わりに座り姿勢から顔が見える程度の棚で物理的に仕切って、急に侵入できない様な状態したわけです。その上子供が暫く集中してくれたらいいので、デスクのすぐ脇に夢中になっていた遊び道具を置くようにしました。

簡単ですけど、場当たり的に我が家個々人のパーソナリティを考えて比較的に良かった方法です。子供の姿勢に子供の関心を敢えて近くに集める事と、ワークエリアはパソコン他無機質で少ない配置にして視覚の「差」をつくってある意味「親しみにくい」場所にすることで、インターバルでも集中作業を行う時間と場所が生まれました。インテリアが整っていたかと言うと目的優先でしたが、棚は子供が慣れ親しんでいた物をそのまま活用し、棚を含めた子供エリアとその周辺の雰囲気は壊さずに子供側の居心地や違和感に配慮したつもりです。

…ちなみに静かさの確保は得られませんでした。(雑音も集中に効果的ですがまた別の記事で)

出勤調整やテレワークへの移行期間でワークスタイルの模索期間。在宅ワークは家族とのコミュニケーションと同時に進行し、メリットも難しさも共存します。
家族とのコミュニケーションやパーソナリティに合わせた工夫を取り入れ、ストレスを少なくする事は充実したワーキングスタイルを続ける上でチェックしたいポイント。後に心地よい理想的なデザインのヒントを探してみて下さい。

…次回は「生産性の上がる机と椅子」についてです

エトレクルールデザインオフィスではインテリアコーディネーターが随時無料相談を承ります。漠然としたお問い合わせもお気軽にどうぞ

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