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フェア開催のご報告
21.06.04BLOG

「stayhomeと好きな時間~FISBA2021」
と題して今年も二年ぶりにクリスチャンフィッシュバッハフェアを開催しました。日本フィスバ福岡支店様と輸入クロス取扱会社TECIDO様のご協力を頂き、5月29日から6月3日までの展示です。

このような時期を鑑みて広く告知をせず開催後のご報告となりましたが、弊社コミュニティのお客様方とのハッピーな時間を共有し、ファブリックとクロスの無限の楽しみ方をご堪能頂けたかと思います。今回は手作りの展示会になりましたが、生地の紹介だけではなく4つのイメージを作り、思い切った組み合わせや色使いをお示ししました。
自宅で過ごす時間が長くなった今、食事をするときやくつろぐ時、何をするにしても一つ一つの時間や物の使い方も変わってきたのではないでしょうか?丁寧に過ごす毎日に暮らしを彩るファブリックと壁紙。室内でも屋外でも取り入れると一つ一つのシーンを豊かにしてくれます。
屋外で食事を楽しむシーンに丈夫で扱いやすいカラフルファブリック

これから夏。朝早くから大きく窓を開けて、太陽と風を取り入れたくなる時期がやってきます。慌ただしい朝の仕事もひと段落したら、バルコニーでブランチ。屋外適用生地で外でも扱いやすく、生地の名前もお庭や屋外で過ごすのが楽しくなりそうなネーミング。テーブルにサラッと掛けてもいいし、いくつかの生地を重ねて多様してもそれだけで賑やかな演出。テント生地として取り入れる事も可能なので、手元や触れる場所だけでなく軒先からカラフルで楽しい空間に生まれ変わります。
気分のいいオープンエアーが第3の場所になります。
日ごろためらいそうな柄で、よりアクティブな室内に
どんなインテリアが心地いいかは人それぞれ。その時の気分や時間の使い方、誰と過ごす部屋なのかなど様々です。
インテリアに変化を取り入れると言っても、直ぐに取り換えれるものでもないし。。と無難な選択をされる方も多い物です。
そこで、お借りできたファブリック達に限りがありましたが
皆さんの制限脳がときめくような組合せを表現してみました。
自分の以外な好みってわからないものですよね(^^♪

ストライプの屋外適用生地SUNSETと
壁紙FUSIONコレクション。
左端はSO AVANTGARDENING
屋外のイメージに夏らしい日なたと日陰が連続しているようなハッキリとしたストライプを差し込み
モダン感をプラス。
白地に中明度の色柄を使ってカラフルカジュアルにしてみました。
お猿さんや鳥たちが沢山いて自然が近くなるような気がします。とにかく芸が細かい柄表現。
屋外利用で柄で楽しんだ後は簡単に仕舞えて気分転換にもなり、日ごろ取り入れない柄もこれなら使えそう。

壁紙UTOPIA5コレクションに
SO AVANTGARDENING、REGALE
VERSAILLESのネイビーレース
生地の膨らみと繊維感を表現された深めのブルーの壁紙に、ベルベットにジャガード織を施した起毛感のあるREGALEとアーティスティックな
SO AVANTGARDENINGのブラックを。ラグの提案はカーキやブラック、深いブルーなど全体的にディープで大人っぽい色と贅沢なファブリックでまとめて、生地のネーミングにもあるように、前衛的でデコラティブな印象にしています

THE BLOOMING HOUSE7シリーズにTEATROの多色グラデーション
カーペットにはダークなブラウンやグレーで大人の女性をイメージ。
幾何学模様・アラベスクがモチーフのこのコーナー。
TEATROの多色綴りとなりましたが、女性らしい色をできるだけ表に出して、チャコールブラウンのカーペットで引き締めた少し辛めのエレガント。
光沢のあるレースにクロスの光沢ライン、カーペットのオーガニック感とクロスのエイジング感での素材感対比を利用し、退屈にならない素材選びをしてみました。

シボのある幾何学模様の壁紙ZAZIE5シリーズに人気のPLUTONE
右側にはノルディスカティーゲルのクッションとMULTICOLORのイエローボーダーグラデーション
フレッシュな大人のカジュアルを表現したかったのですが、展示生地に限りがありパネル両側に2つのイメージを作っています。
左は人気のPLUTONE。白いタッセルでボリューミーなグレーを軽やかにしています。
右はイエローからオレンジの色相によるグラデーションボーダーのレースを合わせています。
質感のあるおしゃれなTシャツにサラリとカジュアルなスカーフを掛けたような洗練されたカジュアル感を表現し、ラグは濁り感のあるブルー、コットンのクッションを合わせて普段着で過ごすに適したインテリアのご提案です。
以外とラグが人気
暑くなる時期なのに、具体的な質問や関心が多かったのがラグ。

弊社の活動拠点である熊本は蒸し暑い梅雨の真っ最中。
開催当日は梅雨の晴れ間でしたが、人気だったラグです。
ラグは面積も広くて、お部屋の印象も変化しますので
オススメアイテムの一つです。
断捨離を終えて床が広く空いてしまった空間でも
間を保ち温かみを添えるアイテムにもなります。
Prêt-à-PorterコレクションはFISBAの既成カーペット。
お洒落な柄と絶妙な色使いで魅力的です。
夏は暑そうとイメージ的に敬遠されがちですが
綿や麻が混じった混紡素材だと触れた感じはもちろん、見た目でサラリとした印象を抱きます。
パイルもナチュラルな織り方で薄手なのに、しっかりしっとりとした質感。
できるだけ細部のこだわりを見つけたい
「どんな感じにしますか?」というより、このような催しでもとにかくお客様の小さなこだわりを基点にするようにしています。
嫌な物も含めてです。
会場でもご計画がある方と遊びに来てくれた方の様々な視点で
会話が飛び交っていましたが、よく飛び交っていた言葉が
「クロスって選ぶ概念がなかった」

提案する側からすると少し衝撃的でしたが
選んだ経験、機会がなかったとの事。
皆さん立派なお宅なのですが。。
人生においても選択肢が無ければ手や策が打てなくなるのと同じで、室内空間も引出しと選択肢を広げる機会を得て、一度ご自身の世界観や価値観を発見する事が、長く過ごせるストレスコントロール可能な空間を整える事ができるのです。
環境となるのがクロスで、その人お気に入りのスタイルがファブリックだとすると、生活の基本的な居心地と求める変化が都度組み合わされることにより、手軽に「家の時間」を最適に変える事ができます。
何をするにも愛着のある時間を過ごす
室内での過ごし方やお庭やバルコニーの役割が、stayhomeで
多様化しました。
家族全員の仕事や勉強を一定の時間だけでなく、生活のある程度の時間で占める事になり、スペースも共有したり新たに作らなければならなくなるケースも多いでしょう。
一日の大半を家の外で過ごしていたころとは間取りやインテリアの考え方も視点が変わって来て、身近なところに長くストレスなく付き合える拠り所を作るのはとても大切な事のように考えます。家族のそれぞれがです。
今回はファブリックとクロスの展示でしたが、これまで考えもしなかった提案の中に少しの刺激と引出しを見つけて頂けたら
リアル展示会を開催した役目を果たせたと思います。
次のイベントは7月下旬を予定しています。
どうぞお楽しみに
ご来場頂きましたお客様、ご協力を頂きました日本フィスバ福岡支店様、TECIDO様、ありがとうございました。
株式会社エトレクルールデザインオフィス